常温定湿乾燥とは
常温定湿乾燥(じょうおんていしつかんそう)は、穀物や種子などを乾燥させるための一般的な方法の一つです。この方法では、穀物を自然の気温で乾燥させ、湿度を一定に保ちます。具体的には、穀物を適切な場所に保管し、室温下で自然乾燥させることで水分を蒸発させます。同時に、湿度を一定に保つために、通気性のある場所や乾燥機器を使って湿気を取り除くことがあります。この方法は、気温や湿度の変化に対する穀物の影響が比較的少なく、簡便な乾燥方法として広く利用されています。
常温定湿乾燥で品質維持
お米を常温定湿乾燥させるメリットはいくつかありますがその中でも常温定湿乾燥は、急速な乾燥が起こらず、お米の品質を維持するのに役立ちます。急速な乾燥はお米の割れや割れ、風味の損失を引き起こす可能性がありますが、自然な乾燥は様々なリスクの心配がなく信頼性があります。また常温定湿乾燥は、エネルギー消費量が少ないため、環境への負荷が比較的低いです。乾燥機器の使用や燃料の消費が減るため、CO2排出量の削減にも貢献できるのも大きな魅了です。
指名買いされるお米の秘訣
指名買いされ続けた理由は、ずばり『味』。広島のとあるお寿司屋さんは、一度違うお米が間違って入ってきたが、直ぐに違いが分かった、と言うくらいに味には定評があります。その味の秘訣は、一般的な加温乾燥に比べて乾燥時間が掛りコストはアップするが、味を重視して導入当時の平成7年では珍しかった「常温除湿」の穀類乾燥機を採用しました。自然に近い状態で1週間かけてモミを乾燥しているのが、美味しさの秘訣です。降雨の影響が無いので品質が安定し常に自然乾燥の風味を持った美味しいおコメに仕上がります。この乾燥機は下から常温除湿空気を送り込むタイプで、100ha規模となります。